世界的なアニメーションスタジオ「ピクサー」に学ぶ、創造性が育つ職場の条件

ヒット作を生み出し続ける世界的にも有名な
アニメーションスタジオ「ピクサー」。

同社の共同創設者であるエド・キャットムル氏は
米ハーバードビジネスレビュー誌の長いインタビュー記事で
「社員に創造性を持たせる職場環境」について述べられています。

そのなかで、重要な3つのポイントを挙げています。
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1. 誰でも誰にでも気軽に話せる

どんな部署の人同士でも、事前に承認を得るなどの
手続きを踏まずに自由に話すことができる環境が必要です。
コミュニケーションを常にオープンにし、
人々が学びあい、お互いインスピレーションを与え合うことが
できるようにしましょう。

2. 全員がアイデアを持っている

現在進行中のプロジェクトについて
ポジティブな方法でフィードバックを
やり取りできるようにしましょう。

早いうちから批評し合うことで自由に
新しいことにチャレンジできるようになります。
なぜなら、始めから完璧に仕事をこなす必要はないからです。
すべての部署が、規律に縛られずに、
コメントをすることができる環境を作ってみましょう。

3. サブカルチャーを育てる

形式ばった部署を分割し、新たな部署を作りましょう。
ピクサー社の本社内にある「ピクサー大学」では、
新たな知恵や仕事とは関連のない講義
(例えばピラティスとかヨガなど)を提供しています。

他の分野の人と交流することで、思わぬひらめきが
生まれるかもしれません。
どの分野でも、人と人の間に垣根が発生してしまいます。
「私たちのような創造性が求められる仕事において、
このような垣根は仕事をする障害となります。
だから、その垣根を崩すためにはどんなことでもするべきなのです」

Pixar: How to Create a Creative Culture|99U
Stephanie Kaptein(訳:Conyac)
Photo by Shutterstock.