大きな買い物をする時、
お金を借りるかどうかに悩むことがあります。
そんな時、たいていの人はすぐに返せるか
どうかを考えて判断します。
しかし、
作家のセス・ゴーディンは少し違う考え方を提案しています。
同氏によると、お金を借りるなら
「買った後に価値が上がるものだけ」にするべきとのこと。
これはどういイミでしょうか。
これはビジネスではよくある考え方で、
映画会社が5億2500万ドルのお金を借りて
大ヒットする映画を作るのと同じです。
企業がお金を借りて「買った後で価値が上がるもの」
を買う傾向があるのに対し、
消費者はお金を借りて「買った後に価値が下がるもの」
を買う傾向があります。ある意味、
この傾向は仕方がないことでもります。
車を買っても、後で値段が上がることは
滅多にありませんが、それでも必要な物なので
買うことになります。
MBAの教訓
シンプルなMBAの教訓は、お金を借りるのは
「買った後に価値が上がるものを買う時だけ」
にすることです。
ただ、お金を借りることで生産性が向上し、
よりお金を生み出せるなら借りるべきです。
レバレッジをかけて、ビジネスを強化すれば、
稼いだ金額は何倍にもなります。
しかし、一般的な消費者は、買った後に価値が
下がるものを買うためにお金を借りる傾向にあります。
これは短期的かつ不合理で、誤った考え方です。
クレジットカードでローンを組むという行為は、
買った後に価値が下がるものを買い、
深刻な金銭問題に繋がる典型例です。
スマートフォンを買い替えるために
お金を借りるのはあまりいい考えではないかもしれません。
ただ、スマートフォンを買うことで仕事が
効率化できるのであれば、長期的な所得を上げるのに
良い判断をしたと言えるでしょう。