台風一過、台風が過ぎると、打って変わっての晴天でした。
日本ほど、天気の災害が多い国はなかなかないのではないでしょうか。
防災や、天気の災害などの際、大事になるのが、公共機関からの発表です。
警報とは?
警報(けいほう)とは、
これから起こりうること
あるいは
行ってしまったことに対する結果を告げることの1形態です。
では、似たような言葉に「警告」がありますが、
この違いはどういうことでしょうか?
警報は対象者が不特定多数
あるいは広範囲におよぶことであるとされています。
その性質上、警報は警告よりも
甚大な影響を招く場合に発せられます。
公的機関が行う警報は?
警報は重大な災害が起こる可能性があるときに発表されます。
聞いたことのあるものや、比較的多く出されているものを上げてみましょう。
下記のものは、「気象庁」から発表されます。
警報の種類:気象庁
気象警報 – 予報の一種。大雨、大雪、洪水、高潮、波浪、暴風、暴風雪の7種があります。
[icon image=”finger1-g”]洪水と浸水の違いは?地震動警報 – 緊急地震速報の1種類。大きな揺れの到着時刻や震度を推定。
津波警報 – 大津波警報と津波警報の2種類。
噴火警報 – 火山の噴火に対する警報
特別警報 – 上記第13条で定義される各種警報よりも更に重大な災害が発生する恐れがある場合に発表されます。
[icon image=”finger1-g”]危険度は警報よりも上位であるが、法律上の区分は警報の一部である。
海上警報 – 台風警報、暴風警報、強風警報、風警報、うねり警報、着氷警報、濃霧警報の7種類。それぞれ頭に「海上」の2字がつきます。
浸水警報 – ダム等の放水などへの警戒を促す警報。
警報の種類:地方自治体
光化学スモッグ警報 – 地方自治体の環境担当部局が発令。
火災警報 – 市区町村の消防担当部局(主に消防本部)が発令。湿度、風速等により決定される。
警報以外では?
土砂災害警戒情報 – 大雨により土砂災害の危険度が高まったときに都道府県砂防部局と気象台が共同発表。
大雨警報の「重要変更」にかわるもの。
地震:
警戒宣言 – 東海地震発生の可能性が高いとき、地震予知情報を受け、
内閣総理大臣が宣言する。
地震警報システム – 地震の際に警報を発して被害を最小限に抑えるための
安全管理システム。
警報はどこから流れるか
家にいると、どこからか、聞こえてくるように
感じていますが、果たしてどこから警報は放送されているのでしょうか?
- 防災行政無線
- 携帯メール
- コミュニティFM
- CATV
- MCA無線等 ※すべて 各市町村により異なります。
警報が流れたら?
- テレビやラジオをつけて下さい。
- 地震の場合は、周囲の状況に応じて、
あわてず、まず身の安全を確保して下さい。 - 指示に従い、屋内への避難、近隣の避難所施設等への避難をして下さい。
- 避難先、避難方法、携行品や戸締まりの確認をして下さい。
慌てずに!騒がずに!
いまだと、停電の可能性もあるので、電池など普段から用意しておくことが大事ですね。
東京都での警報
東京都には、伊豆諸島が含まれるため、波浪警報などがメジャーです。
ほかは、大雨警報、大雨警報とセットで出される洪水警報など。
冬場に多いのは、大雪警報。
都内での大雪のレベルは、東北などの雪が多い地域に比べれば
少ないものかもしれませんが、人口と普段雪の対応・設備が
できていないという地域特性もあり、出されているといえるかもしれません。
特別警報の課題
最後に、警報と今問題になっている課題について、調べてみました。
台風のときの実際の状況など、当初、「×月としては最強クラス」といわれ、
「特別警報」が発表されたものの、大きな被害は出ずといったこともあります。
台風発達の予測精度、特別警報の出し方や解除の仕方で課題が浮き彫りになっています。
ともあれ、警報が出そうな気象状況や
地震災害など万が一のときに備えて、防災グッズの準備は
欠かせないですね。
今度でいいや!と思ったときに限り、災害が起こるという
こともあるので、十分注意したほうがいいですね。