結婚式で友人代表のスピーチを依頼されたら、
新郎新婦のお祝いのためにも気持ちを込めて
挨拶したいものですよね。
くすっと笑いが起こるような話にしたいし、
感動的な話にもしたいし、
つい欲張ってしまったり。
話の方向があっちこっちに飛んでしまったり。
今回は今すぐ使える結婚式スピーチのポイントをまとめました。
スピーチのテーマを考えよう
スピーチを頼まれたら、まず、以下の順番で、内容を考えていきましょう。
[colored_box color=”light‐yellow” corner=”r”]- スピーチのテーマを考える
- スピーチの長さ
- スピーチの構成
スピーチのテーマ
学生時代からのおともだちであれば、いっしょに
過ごした学生時代の思い出が中心になるでしょう。
会社の同僚として頼まれたら、普段の仕事ぶりや
会社でのエピソードが中心になると思います。
記念の結婚式、話の内容がかぶらないようにしたいですよね。
ここで抑えておきたいのが、他にはどんな人が
スピーチするのかというところ。
事前に主役の新郎・新婦に聞いておきましょう。
また、新郎新婦が喜んでくれても、ほかのゲストが不快な思い
をする内容は避けておいたほうが無難です!
ゲストの年齢層などを聞いておいて、場の雰囲気に合った
内容にしましょう。
スピーチの長さ
基本的に、スピーチの長さは3分くらいがちょうどよい
長さとされています。
原稿用紙で2枚、800文字前後です。
スピーチの素案が書けたら、実際に読んでみると
時間がつかめますね。
わたしはいつもかなり早口で、しかも、緊張すると
余計に早口になってしまうので、用意したスピーチが
かなーり短い時間になり、あせったことがあります。
そんなことがないように!
スピーチの構成
友人代表のスピーチなどの場合は、あまり型にはまらなくても
いいかもしれませんが、最低限、最初にお祝いやお礼の言葉を述べ、
最後に結びの言葉を述べる構成にした方がいいでしょう。
一般的なスピーチの構成は以下の通りです。
[colored_box color=”light‐yellow” corner=”r”]- 新郎新婦、両家の親族に対するお祝いの言葉
- 招いていただいたことに対するお礼の言葉
- 自己紹介
- エピソード
- 激励・贈る言葉
- 結びの言葉
- スピーチの長さ
- スピーチの構成
文例紹介
それでは、それぞれの区切りごとにスピーチ例の紹介です。
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(1)招待のお礼と祝辞
○○くん、○○さん、ご結婚おめでとうございます。
そして、ご両家の皆様、本日は本当におめでとうございます。
このような素晴らしいお席にお招待いただきまして、誠に感謝申し上げます。
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(2)自己紹介
ただいま司会の方よりご紹介に預かりました新郎友人の○○でございます。
新郎(新婦)さんとは学生時代からの友人で今でも仲良くさせて頂いています。
私は新郎(新婦)さんと同じ~会社に勤務しています~と申します。
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(3)新郎新婦とのエピソード
エピソードの内容は、起承転結で構成するのがオススメです。
[colored_box color=”light‐yellow” corner=”r”]- 新郎(新婦)との出会い
- 新郎(新婦)との思い出
- 新郎(新婦)との失敗談や面白かったこと
- 新郎(新婦)がどのように素晴らしい人なのか
【新郎に宛てたスピーチ】
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□□くんとは、部室に住んでいるのかと言われるくらい、
汚い部室で朝から晩まで過ごしていた仲です。
おかげで女の子が全く寄りつかない生活でしたが、
毎日おもしろ楽しく過ごしていました。
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【新婦に宛てたスピーチ】
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新婦の○○さんとは、中学時代からのお付き合いです。
偶然お家もお近くでしたので、お互いの家を
行ったり来たり、○○さんのご両親やご家族とも、
家族ぐるみでお付き合いをさせていただいてまいりました。
お互いの姉妹同士も本当の姉妹のようで、
本当に仲が良く、時には喧嘩もしたものです。
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【新郎に宛てたスピーチ】
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□□くんは、同期入社をした仲です。 入社してから、
○×の研修所で3ヶ月を一緒に過ごしたことがきっかけで
親しくなりました。
当時、研修所では課題に負われる毎日でしたが、
□□くんはとにかくいつもタフに取り組んでいて、
すごいヤツだなぁと思ったのが印象に残っています。
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【新婦に宛てたスピーチ】
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私は○○さんと営業第3課でご一緒させていただいております。
営業第×課は男性が多い職場で、女性は○○さん、私を含めて5名だけ、
あとの30名は男性です。
ときには寒くなってしまうオヤジギャグの嵐のなかでも、
○○さんはいつもうまく交わして、なおかつ場を和ませることもできる
天才なのです。
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(4)新郎新婦への激励
【新郎に宛てたスピーチ】
○○さんという、素晴らしい伴侶を得られたのですから、
更なる飛躍を遂げられることと、期待しています。
【新婦に宛てたスピーチ】
何事にも一生懸命取り組む○○さんのことですから、
これからの新生活でも☆☆さんのことを、家庭においてしっかり
とお支えになることでしょう。
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(5)締めの言葉
今からのお二人の新婚生活を大切に、
そして末永く幸せなご家庭を築いて下さい。
簡単ではありますが祝辞に代えさせていただきます。
簡単で恐縮ですが、これをもちまして私の祝辞とさせて頂きます。
本日は誠におめでとうございます。
スピーチで使いたくない言葉
結婚式などのお祝いの席で嫌われる言葉を忌み言葉といいます。
終わりや別れ、再婚を連想させるような言葉は控えます。
昔は
「切る」 「破れる」
「捨てる」「苦しい」
「短い」「たびたび」
「重ね重ね」などは使ってはいけない言葉とされてきました。
結婚式のスピーチも、昔ほど、厳しくないですが、
それでも「別れる」「離れる」などの言葉は避け、
冗談でも「離婚」「再婚」という言葉は使わないようにしましょう。
スピーチのまとめ
定型分などもありますが、エピソード部分は素直な気持ちで
新郎新婦の顔を見ながら「こんな事あったよね~」という感じで
話を進めた方が上手くいくと思われます。
友人代表スピーチは会場の人達に聞かせるのではなく、
新郎新婦に「おめでとう」の気持ちを伝えるという事が重要なのです。
友人にしか分らないような内容を話す事で会場の人にも面白さ、
新郎新婦の優しさが伝わり、人へ伝わるスピーチとなると思いますので、
当日は、あまり緊張せず、お祝いスピーチができるといいですね。