時代祭!楽しむならベストな場所はココ!

 東京出身の私は、今まで何回も京都に行っていますが、
祇園祭等のお祭りの時期は外して行くようにしていました。

 と言うのも・・・、

  • ホテルは取れない
  • 街は混雑している
  • 落ち着いて神社仏閣を巡るどころじゃない

・・・と、思っていたからです。

(京都は3連休の時等は、季節を問わずに混雑していますけれどね。)

 でも、お祭りはその土地の文化と歴史が凝縮されているのも事実。
 もし、見物するならどうすればいいのか?
 今回は、時代祭について調べてみました。

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時代祭とは?

 時代祭は、明治28年に平安神宮が造営された際の
記念祭が始まりです。
完成記念のお祭りをこの年の10月22日から24日にかけて行った事から、
以後毎年10月22日に開催することに
なったそうです。

戦中戦後に中断していた時期はありましたが、
戦後は婦人列も加え、装いも新たに祭りを再現、
今では葵祭、祇園祭と並ぶ京都を代表するお祭りになっています。

 幕末の志士から、徳川幕府の城使上洛列、豊臣秀頼や織田信長の上洛列等を
再現しつつ、室町時代、鎌倉時代、平安時代とさかのぼり、
平安京に遷都された延暦時代の文官参朝に至るという、
まさに動く歴史絵巻。

坂本龍馬、織田信長、楠木正成等の姿を拝めるとなれば、
歴史ファンならずとも心が揺さぶられますよね。

時代祭のコースは?

 この行進のコースは12時に京都御所を出発し、
堺町、烏丸、河原町、三条等の京都のメインストリートを2時間かけて行進し、
平安神宮に至ります。

 沿道であればどこでも見物できます。

 が、落ち着いて見物するのであれば、
有料の観覧席を利用するという方法もあります。

有料の観覧席の場所

 有料の観覧席は京都御苑、御池通、平安神宮の3カ所に
設けられています。

1席2,050円。

これを安いと思うか高いと思うかは人それぞれですが、
東京等の遠方から見物に行くのであれば、
特に初めて見物するというのであれば、決して高くはないと思います。

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 この観覧席、コンビニやネットでも買えます。

 旅行会社でも時代祭の見物ツアーを企画していて、
往復の新幹線やホテルの手配と併せて、この観覧席のチケットも
手配してくれます。

東京から参加する場合、7万円程度でやってくれる会社もあります。

 自分で全部手配してもこのぐらいの値段にはなってしまうので、
団体行動が苦にならないのであれば、こうしたツアーに参加するのも一つの手です。

観覧席で一番オススメの場所は?

 ちなみに、過去の口コミ等を拝見すると、観覧席は出発する
京都御苑が一番良いとの情報がありました。

 時代祭は、明治維新から江戸時代、戦国時代へと
歴史をさかのぼって行進するから良いのに、
途中、交通整理がかかってこの列が崩れ、
複数の時代の扮装が入り乱れ、ごっちゃになってしまったというのです。

 道中の途中で見物した場合、こうなってしまう事もあるようです。

また、タイムスケジュール上では2時間半で平安神宮に参る
となっておりますが、こうした交通の事情や天候等により、
3時間以上かかった年もあったようです。

 ベストは、京都御所の観覧席でゆったり見る事のようです。

 もし、観覧席が取れないという場合は、なるべく御所に近い沿道で
見るのが良いと思いますが、これは混雑必至。
体力のない方にはお勧めできません。

 いかがでしたか?

混雑が苦手!

という人には、敬遠されがちなお祭りですが、
私も実は青森のねぶた祭りは頑張って見に行った事があります。

 震災のあった3年前、東北で閑古鳥が鳴いていた年でした。

 でも、新幹線が新青森まで開通した記念すべき年でもあり、
奥入瀬にあるホテルの、送迎バスと観覧席を用意するというプランを見つけ、
復興支援もかねて、思い切って申し込みました。

 祭りの最終日で、ねぶたが海を渡るという幻想的な光景を見る事ができ、
本当に行って良かったと思いました。

 混雑するのが当たり前のお祭りでも、こういう楽しみ方もあります。

 皆さんも一度、清水の舞台から飛び降りてみるつもりで、
幻想的な歴史絵巻を堪能されてはいかがでしょうか。