前回は仙台の９月のイベント、ジャズフェスについて語りました。
ジャズフェスが仙台に夏の終わりと秋の始まりを告げる
音楽イベントであるならば、芸術の秋真っ盛りの音楽イベントが
「せんくら」こと「仙台クラシックフェスティバル」です。
国内外で活躍するプロの演奏を手軽に聴ける、絶好のチャンスです！
開催日程
１０月３日（金）、４日（土）、５日（日）の３日間
会場
仙台市内の５ブロック１２会場で行われます。
[colored_bg color=”light‐yellow” corner=”r”]【旭ヶ丘】日立システムズホール仙台（青年文化センター）【泉中央】イズミティ21（泉文化創造センター）
【匂当台公園】エル・パーク
【長町】仙台太白区文化センター
【仙台駅前】
仙台トラストタワー 1階エントランスホール
ヤマハミュージックリテイリング仙台店
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参加する演奏家と演目、公演スケジュールは公式サイトで確認できます。
初心者向けのトーク付きのイベントから
（ちなみに、トークのゲストは俳優の辰巳琢郎さんです。）、
ガチのクラシックファン向けの渋い名曲の演奏まで、
好きに楽しめます。
オススメなポイントは？
音響のいいホールのシートに身を委ね、
クラシックの名曲や、誰もが知っている
ポップスやイージーリスニングの定番の曲に浸る…
ジャズフェスがオールスタンディングで、
ノンジャンルの音楽をプロアマ問わずに楽しめる
「何でもアリ！」のお祭りならば、
せんくらはちょっと優等生で少しハイソな、
まさに芸術の祭典なのであります。
ジャズフェスと違い、有料の公演がほとんどとなりますが、
その分落ち着いた雰囲気で、空調の利いた室内でゆったり
音楽にひたる事ができます。
しかも有料と言っても、千〜二千円という料金。
格安と言って過言ではありません。
しかも演奏家の皆さんは、国内外のコンクールで
入賞・優勝した音楽界の精鋭ぞろい。
未来のクライバーンやホロヴィッツに会えるかも知れません。
なお、市内の各会場は、泉中央、旭が丘、仙台駅周辺、長町と、
仙台市営地下鉄沿線の駅近くにあり、移動も楽です。
値段も安く、各公演とも１時間程度と短いので、
複数のコンサートをはしごして聴き比べる事もできます。
ロケーション
また、各駅とも乗降客の多い駅ですので、
駅周辺には人気店やおいしいお店もたくさんあります。
コンサート終了後にお茶を楽しむのもよし、
お酒を楽しむのもよしという絶好のロケーションです。
秋のおすすめグルメ
秋の仙台は、おいしいものが目白押し。
１０月になればさんま、新米、ひやおろしの日本酒等が
めいっぱい楽しめる時期です。
震災で打撃を受けたカキやホタテの水揚げも、
少しずつですが回復しています。
そして「はらこめし」という、
新鮮な鮭といくらを使った炊き込み御飯を
味わえるのもこの時期です。
飲めません、という方は、季節の限定スイーツを楽しめます。
仙台では、秋から翌年の春先までしか売られない
「霜ばしら」という飴菓子があります。
夏場の高温では溶けてしまう程繊細なお菓子で、
仙台の隠れた銘菓です。
仙台駅の地下の「玉澤」さんで買えます。
シャリシャリとした食感が楽しくておいしい、
上品な飴です。
いかがでしょうか？
ジャズフェス、せんくら、タイプは違えど、
どちらも音楽ファンには嬉しいイベント。
仙台駅コンコースで無料コンサートをやるのもこの時期。
東京のようなメガシティでは、街全体が一つのイベントで
盛り上がるという事はとても難しいものです。
街全体が野外ステージに、そして音楽ホールになる秋の仙台、
ぜひともおこしくださいませ。
